いよいよ「Super Mario Run」がリリースされる12月15日まで1週間を切っていますが、ニュースメディアである「Mashable」が任天堂の代表取締役である宮本茂氏とのインタビューで得た情報によると、「Super Mario Run」はオフラインでのプレイに対応していないことが判明しています。つまり、「Super Mario Run」をプレイするためには、Wi-Fiかモバイル回線(4Gなど)に接続されている必要があるということです。
理由は海賊行為防止のため
宮本茂氏は、その大きな理由としてセキュリティ上の課題、すなわち海賊行為を防止する必要があるとしており、iOS版がはじめにリリースされたことにも関係しているようです。
巷ではスマホゲームが盗作されたという疑惑があちこちで出ていますが、人気ゲームになることはほぼ間違いない「Super Mario Run」もその対象になり得る可能性は十分にあるでしょう。
そこで、アプリに不正なアクセスがあった時に直ちに任天堂のサーバーの方でそれを検知するために、オンライン上でのプレイにのみ対応させるという結論に至ったようです。現状では、オフラインプレイを可能にした状態でこの仕組を構築することは難しいようです。
「World Tour」に関しては、当初はオフライン状態でのプレイに対応させる話もあったようですが、それ以外のモードである「Toad Rally」や「Kingdom Builder」に関してはネットワーク上でセーブするためにオンラインの環境が必要であることから、ゲーム全体としてオフライン状態でのプレイに対応させることが難しくなったようです。
オフラインの状態でプレイできないとなると、飛行中の機内や山間部を走行中の新幹線、電車内(主に地下鉄)などでのプレイが難しくなり、スマホゲームとしては結構大きな問題ですが、マリオの著作権を保護するためなので致し方ないでしょう。
といっても、これはあくまでもリリース当初の話なので、将来的にオフラインの状態でプレイできるようになる可能性もあるかもしれません。
ソース:MacRumors
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