Bluetooth規格や技術利用に関する認証を行う団体であるSpecial Interest Group (SIG)が、ついに「Bluetooth5」を正式に発表しました(`・ω・′ )
Bluetooth5のスペックは、なんと転送速度が2倍で、到達距離が4倍になることが判明しています。
The new spec will:
・quadruple the range
・double the speed
・increase data broadcasting capacity by 800%
(訳)Bluetooth5のスペックは以下のとおりとなる見込みです。
- 到達距離が4倍になる
- 転送速度が2倍になる
- 不特定多数向けに送信できるデータ容量が8倍になる
これは、驚異的だ(°ω°)
Bluetoothテザリングが快適に使えそう
特に注目に値するのが、転送速度が2倍になることです。これで、Bluetoothテザリングがかなり快適になることが予想されます(`・ω・′ )
テザリングの方法には、USBテザリング・Wi-Fiテザリング・Bluetoothテザリングの3種類ありますが、USBテザリングは無線に対応していません。
接続 | 無線 | 速度 |
利便性 |
消費 電力 |
設定 難易度 |
---|---|---|---|---|---|
USB | ✕ | ◎ | △ | ◎ | ◎ |
Wi-Fi | ◎ | ◯ | ◎ | △ | ◯ |
Bluetooth | ◯ | △ | △ | ◎ | △ |
一方、Bluetoothテザリングは無線に対応しているものの、速度が遅めで1Mbps程度しか出ません。1Mbpsが速度的にどれくらいかというと、最も混雑する平日の昼休み時間帯のMVNOの速度よりちょっと速いくらいです。スマホでインターネットやメール、SNSをするくらいであればかろうじて使えるレベルですが、テザリングだとどうしても重い作業をすることが多いので、通信環境は良くありませんでした。
また、Bluetooth4では、テザリング端末(電波を発する方の端末)と作業をしている端末がお互いに離れすぎると(10mくらい)接続が切断されることがあり、その度にペアリングをしなくちゃいけません。これが、かなり面倒くさい(°ω°)
これがBluetoothテザリングの大きなデメリットです。なので、テザリングをする際はW-Fiテザリングを使っているユーザーが多いかと思います。
しかし、Bluetooth5では転送速度が2倍になるので、速度がかなり改善されるでしょう。しかも、Bluetoothテザリングは消費電力がWi-Fiテザリングに比べて劇的に低いので、Bluetooth5に対応したスマホか何かをBluetoothに繋ぎっぱなしにしてテザリングをし続けることができます。
つまり、先ほどの表で比較すると、こうなるわけです(・ω・)
接続 | 無線 | 速度 |
利便性 |
消費 電力 |
設定 難易度 |
---|---|---|---|---|---|
USB | ✕ | ◎ | △ | ◎ | ◎ |
Wi-Fi | ◎ | ◯ | ◎ | △ | ◯ |
Bluetooth | ◯ | △ | △ | ◎ | △ |
Bluetooth5 | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ | △ |
消費電力が控えめで、しかも速度が改善されるとなると、これはBluetoothテザリングを使わない手はないでしょう(`・ω・′ )
Bluetooth5のリリース時期は?
リリースの日程は明確にされていませんが、2016年末〜2017年初めにかけてリリースされる見込みであるということです。これは楽しみですね。
Bluetoothで快適にテザリングできる日が待ち遠しいです(ノ)・ω・(ヾ)
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