出先で大きなデータをやりとりしたいけどWi-Fiルーターを持っていないしWi-Fiスポットもない、常時接続もない、という状況の時もMVNOの格安SIMを利用して安価にデータ通信を行う方法があります。
目次
Wi-Fiルーターは高額で2年縛りが
外出先で固定回線やWi-Fiスポットがない場所でも大量のデータ通信を行う場合にまず思いつくのが Pocket Wi-Fi や WiMax などのWi-Fiルーターの利用ですが、毎月3,000円~5,000円程度の月額料金がかかり、さらに契約から2年間の違約金縛りがあり解約すると1~2万円程度の解約違約金がかかるため、気軽に契約をするのもためらわれます。
格安SIMの複数契約とデータ追加チャージを活用
そんな時こそMVNOが提供する格安SIMのデータ通信SIMと、月額データ通信容量を追加(おかわり)するデータチャージの活用です(`・ω・′ )
キャリアは1GB=1,080円が相場
キャリアのデータ通信プランは月間5GBのプランで税込5,400円が一般的であり、1GB換算で1,080円となります。追加チャージは1GBのおかわりで税込1,080円のため、1GBの通信に1,080円のコストがかかることになります。
したがって、月間3GB以上のデータ通信をキャリアのSIMを刺したスマホのテザリングで行っている場合、Wi-Fiルーターの追加契約を検討したほうがいいことになります。
一方、MVNOの場合は各社によってお得な使い方が異なります。
DMMmobileは繰り越しなし追加チャージが1GB=518円
DMMmobileは、1GBの追加チャージは税込1,188円とキャリアよりちょっと高いですが、消化できなかったデータチャージを翌月へ繰り越せない繰り越しなし1GB追加チャージにすると1GBあたり518円とキャリアのほぼ半額になります。
また、DMMmobileの高速通信利用中は3日300MB・1GB等の速度規制がなく、大量にデータ通信が可能なため、どんどんおかわりしてデータ通信を行うことができます。
仮に5GBのデータ通信を行った場合のコストは2,592円となります。
また、DMMmobileのデータSIMプランで1GB換算の税込価格を計算した表がこちらです。
データ容量 | 月額 | 1GB換算 |
---|---|---|
1GB | 518円 | 518円 |
2GB | 832円 | 416円 |
3GB | 918円 | 306円 |
5GB | 1,307円 | 261円 |
7GB | 2,009円 | 287円 |
8GB | 2,138円 | 267円 |
10GB | 2,365円 | 237円 |
15GB | 3,888円 | 259円 |
20GB | 5,378円 | 269円 |
これを見ると1GBの単価がお得になるのは5GB・10GBの2プラン。DMMモバイルのデータSIMプラン5GBを契約して1枚持っておくと、月1,300円ちょっとで利用できるので、1~2週間の旅行前にSIMを契約しておくのがお得です。
Wi-Fiルータ 兼 予備スマホとして格安スマホを利用
格安SIMはそれ単体では通信できません。今持っているスマホに差し込んで使うこともできますが、一部パソコンを除きSIMスロットはないですし、SIMを差し替えると抜いたSIMの電話番号は使えなくなるため通話の発着信ができなくなります。
したがって、予備のWi-Fiルーターかスマホを別に購入するのが一番ですが、Wi-Fiルーターは実はそんなに安くなく、予備のスマホも格安スマホであれば2万円ちょっとで入手できるのでおすすめです。
3月末に発売したZenFone Goであれば2.2万円で購入できるので、購入してDMMモバイルのSIMを差し込んでおいてルーターがわりに利用するのもいいですね。
コメント