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WiMAXでAmazonのプライム・ビデオを視聴できるか
2015年春にWiMAX2+が開始されるに伴い、WiMAXで使用してきた30MHz分の周波数帯域のうち20MHzがWiMAX2+に割り当てられました。これによりWiMAXの周波数帯域が狭くなり、下りの最大通信速度が40Mbpsから13.3Mbpsエリアに切り替えられました。
このMobile Slimも未だWiMAXのネットワークに対応しているものです。
通信速度はこんな感じ。周波数帯域の一部がWiMAX2に割り当てられた関係でかなり遅くなりました。時間をずらして図ってみたところ、1Mbps ~ 3Mbpsでした。
この通信速度でAmazonのプライム・ビデオを視聴してみたところ、画質が悪いながらも少しずつ再生されますが、画質はキャストの表情をかろうじて確認できるレベルです。
ただこれでは動画視聴にかなりの時間がかかるので、今回は手作りのパラボラアンテナを使ってどれだけ利用環境が良くなるか試してみることにしました。
パラボラアンテナって何?
パラボラアンテナを聞いたことがある方も多いと思いますが
パラボラアンテナとは、放物曲面をした反射器(放物面反射器 parabolic reflector)を持つ凹型アンテナ…
のことです。
よく民家などに設置されている白くて大きなお皿のようなアンテナのことです。見たことがある方も多いと思います。
そして、調理の時に使うあのボウルさえあればこのパラボラアンテナを作ることができ、しかも通信速度が改善されることがネット上で話題となっています。
通常はこのようにしっかりと端末を固定して行います。
WiMAXパラボラ作ったらマジで速度4倍になった。 pic.twitter.com/W00JLF8WgB
— ㅤ (@N0VlTA) 2014, 4月 12
必要なものはステンレス製のボウルと端末を固定する台だけです。ボウルの材質は反射するステンレスなどがベストですが、ステンレスのボウルでなくてもアルミホイルをまけばパラボラアンテナを作ることができます。
パラボラアンテナを作って試してみた!
今回は調理用のボウルを使ってパラボラアンテナを作り、アンテナ代わりに使って通信速度を改善してみようと思います。
といっても今回は端末を固定するものがなかったので、窓際にボウルを立てかけて電源コードを活用してボウルの前に端末を宙吊りにした状態で試してみました。
この状態でAmazonのプライム・ビデオを視聴してみたところ、画質がかなり改善されました。動画が停止するタイミングもかなり減少し、私の記憶では30分に数回程度でした。
残念ながらその時の通信速度を測っていないので実感でしかお話することはできませんが、目に見えて利用環境が改善されたのでパラボラアンテナの効果は確かなものだと思います。感覚としては、おそらく10Mbps近くは出ていたのではないかと思います。
しっかりとしたパラボラアンテナを作れば、もっと通信速度が改善されると思います。
ボウルは殆どの家庭にもある調理器具だと思うので、方法としてはかなり手軽なものです。通信速度が遅い環境にあっても、パラボラアンテナは手っ取り早く通信速度を改善することができるので、必要なときは活用してみてください。
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