Twitter社のCEOであるジャック・ドーシー氏が、今後ツイートの編集機能を実装することを計画する可能性があることを示唆する発言をし、話題となっています。
希望するTwitterの改善点を募集
ジャック・ドーシー氏が、2017年に向けてTwitterの改善して欲しいところをユーザーに募集したところ、多数のユーザーがツイートの編集機能を追加して欲しいと答えているようです。
Following in the footsteps of Brian Chesky: what's the most important thing you want to see Twitter improve or create in 2017? #Twitter2017
— jack (@jack) December 29, 2016
Twitterは気軽で簡単に投稿できるので、投稿した直後に文章の誤りに気がついたり、書きそびれたことがあったりなどして、一度投稿したツイートを編集したいと思ったユーザーも多いかと思います。そういう意味では、今回の要望でツイートの編集機能が最も注目されているのもうなづけます。
既に返信/リツイートされたツイートはどうする?
ツイートの編集機能を要望するユーザーの声に対して、ジャック・ドーシー氏が疑問に思っていることは、「何のために編集をするのか」、「ミスをすぐに編集したいのか」、「いつでも編集できるようにしたいのか」という点です。
I'm listening. And what do you want from edit? Quickly fix mistakes or edit anytime?
— jack (@jack) December 29, 2016
同氏は、何のために編集するのかによって実装すべき機能も異なってくると考えているようで、確かにちょっとしたミス程度であれば投稿後一定時間だけ編集できるようにすれば済む話ですが、いつでも編集できるようにしておく必要があればまた話は違ってきます。
一番の問題なのが、既に返信やリツイートされたツイートまで編集できるようになると、返信やリツイートをしたユーザーにとって意図しない内容に書き変えられてしまう可能性が出てくるという点です。数分前や数時間前くらいのツイートであれば、返信やリツイートしたユーザーも編集されたことに気がつくかもしれませんが、1ヶ月以上前のツイートが編集されてしまうとほとんどのユーザーは気が付かないでしょう。
となると、かなり前に返信・リツイートしたツイートが全く違う内容になっていた…なんてことも十分あり得る話でしょう。
こういったことを防ぐためには、編集できる時間に制限を設けるか、いつでも編集できるようにするなら、ツイートが編集されたら返信やリツイートをしたユーザーに通知する、などといった対処が必要になってくるでしょうね。(こういったことが技術的に可能かどうかはまた別の話として)
あと、埋め込まれてしまったツイートの取り扱いもどうするかが気になるところです。こちらも、返信やリツイートと同様、編集前の内容だから埋め込まれたという点が大きなポイントになってきます。となると、編集されたら埋め込んだユーザーに何らかの形で知らせるといった対処が必要になってくるでしょう。
ただ、かなり前にされたツイートの内容に関心があるユーザーはほとんどいないでしょうから、それが編集されたという通知を受け取ったとしても多くのユーザーがそれに反応するかどうかも怪しいところです。
やっぱり、編集できる時間に制限を設けるのが一番現実的なのかもしれませんね。
Twitterは、買収の失敗やVineのサービス終了など、あまり良いニュースがない状態が続いていますが、2017年はさらに改善されたTwitterに出会えることを期待したいですね。希望するTwitterの改善点についてはまだ募集されているようなので、気になっていることがあれば要望を出してみてください(`・ω・′ )
ソース:The Verge
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