インターネットで情報を調べる時当然のようにGoogleなどの検索エンジンを使っている方も多いかと思いますが、スマホ世代と呼ばれる若い人たちは必ずしもそうではないようです。たくさんの文字情報を表示できるパソコンを持たない若者も多く、彼らはスマホで効率的に情報収集を行えるようにInstagramやTwitterといったSNSを活用しているとのこと。
目次
主に、インスタやTwitterで検索
Instagram利用者の間で有名なGENKINGさんによると、Instagramではファッションやレストランに関するリアルな情報が投稿されているので、Instagramで情報を収集することが多いそうです。
【新着ブログ】「Googleは使わない、SEO対策しているから」 Instagram有名人の #GENKING が語った10代の”リアル” https://t.co/FFTvLjpbjR pic.twitter.com/DiYLnyz9N2
— ハフィントンポスト日本版 (@HuffPostJapan) 2016年3月4日
また、10代の若い世代もInstagramやTwitterで情報収集をすることが多いらしく、検索エンジンはあまり使っていないようです。主な理由としては、InstagramやTwitterなどの方がリアルな声を知ることができるという点が挙げられています。
Instagramは、ここ最近有名人が始めたのをきっかけにユーザー数も増加してきているので、今後はより情報も充実してくるでしょう。Twitterに関しては世界的には成長が止まってしまっているものの、日本ではまだまだ伸びており、特に若者の利用者が増加している点が注目に値します。
一方、Facebookは30代以上の世代やそれなりに裕福な方が利用していることが多いようですね。
情報収集に関するTwitterの声も集めてみました。
instagramだけでは情報収集が不可なのでTwitterも始動。
各店舗の商品が随時把握できる。
nice nice nice !!!!lol— biestieboy f (@KBiestieboy) 2016年2月17日
情報収集ツールとして、InstagramとTwitterを両方使っているユーザーが多いようです。
インスタグラムは検索ツールであるという指摘。ごちゃごちゃしてるのが大人にはわかりにくいけど、そこがいいんだろうね Googleは使わない、SEO対策しているから——Instagram有名人のGENKINGが語った10代の「リアル」 https://t.co/dNRz7MjRC0
— ガーリエンヌ (@girliennes) 2016年3月4日
検索結果が写真として表示される点に違和感を感じることもあるかもしれませんが、気になる写真をタップすると商品に関する感想をチェックすることができるようになっているので、結局はメジャーな検索エンジンと同じように情報を収集することができます。
18と21の妹いるけど、あの子らの情報源ってgoogleじゃなくてMERYとLINEとInstagramとツイッターなんだよ。あの子らが検索するのはgoogleじゃなくて、インスタとツイッター検索なんだよな〜
— ひとこ (@he10me_k) 2016年3月4日
もっとも利用者が流行に敏感な10代〜20代の若者が中心となっているので、最近流行りの商品やお店に関する情報がリアルなのかもしれません。若者の動きを知りたい場合は、InstagramとTwitterも活用するのもありでしょう。
ユーザーの生の声が把握できる
Instagramで検索する
GENKINGさんの話の中でもっとも衝撃的だったのがInstagramを検索ツールとして使っているという点です。管理人も最近使い始めた商品を試しにInstagramで検索してみたところ、確かにこれは買い物の時などに使えそうだと思いました。
例えば、最近流行りのリーフボタニクスのボディソープやハンドソープについて知りたい場合は、検索画面で「leafbotanics」と入力して検索をかけて「#leafbotanics」をタップすると、写真で検索結果が表示されます。
気になる商品の写真をタップすると投稿者やそのフォロワーの商品に関する感想をチェックすることができます。Instagramの性質上写真が必ずついてくる点も良いですね。
また「北海道ラーメン」と検索してみると、北海道ラーメンの写真が表示されます。
美味しそうなものをタップすると、店舗名や投稿者の感想などを見ることができます。旅行先やランチなどでも役立ちそうな感じはしますね。「新宿 ラーメン」で検索をかけると、有名店の麺屋海神(めんやかいじん)の塩ラーメンも出てきました。
検索ワードによっては出てくる情報が少なかったりしますが、今後さらに利用者が増えてくれば検索結果も充実してくるでしょう。
はじめに写真が表示されるというInstagramの性質上、より多くの人に見てもらうためには、いかに綺麗に美味しそうに撮影するかがポイントとなりそうですね。GENKINGさんは1回の投稿に使用する写真を800枚も撮影することがあるそうです(°ω°)
Twitterで検索する
これは結構やっている方も多いと思いますが、Twitterでも若者の動向を知ることができます。例えば、「検索」で「リーフボタニクス」と検索すると、同じく購入したユーザーの声などをチェックすることができます。
もっともTwitterに関しても、出てくる情報は限られています。
業者ではない純粋な個人の意見が見れるメリット
このように、InstagramやTwitterはメジャーな検索エンジンに比べると出てくる情報も限られており、メジャーな検索エンジンを使い慣れたユーザーからするとちょっと使いづらい面もあります。
にもかかわらず、なぜわざわざInstagramやTwitterを使う必要があるのか疑問に思っている方もいるでしょう。
大きな理由としては、メジャーな検索エンジンの場合は商品販売目的の記事(アフィリエイト記事)が多く、若い人が書いた純粋な感想が上位に表示されにくいことが挙げられます。例えば特定の商品が優れているかどうかを調べる時、検索エンジンで商品名で検索して上位に来るサイトはアフィリエイト記事が多く、商品を販売して利益をえることが目的で書かれている記事のため、ネガティブな情報や本当におすすめの情報にたどり着きづらいということがあります。また、アフィリエイターと呼ばれる「ネットで商品を売って報酬で生計を立てる人たち」は検索エンジンの仕組みに詳しい大人が多く、そういった検索エンジンの仕組みに詳しい人たちの記事しか上位に表示されないため、10代~20代の純粋に趣味でブログ・ウェブサイトを更新している若者の記事を見るのにはあまり適していない点もあるのです。
一方Instagramに関して言えば、写真ベースのためアフィリエイト目的での利用が難しく、投稿者はもっぱら個人的趣味で投稿していますし、タグ等で検索すると投稿が最新のものから順番に表示されるため、10代~20代の若者たちのより純粋な本音が見やすいといえるでしょう。
商品やファッション、流行りのお店に関する同世代のリアルな声を知るために、InstagramやTwitterに若い人が集まるのは自然な現象なのかもしれませんね。
企業のウェブマーケティング担当者などで最近の若者の動きを知りたい場合は、InstagramやTwitterを活用していく必要があるといえるでしょう(`・ω・′ )
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