iPhoneは定価で買うと非常に高額です。例えば、今年9月25日に発売されたiPhone 6s / 6s Plus の定価は以下の通りです。
16GB | 64GB | 128GB | |
---|---|---|---|
iPhone 6s | 86,800円 | 98,800円 | 110,800円 |
iPhone 6s Plus | 98,800円 | 110,800円 | 122,800円 |
引用元:Appleの公式ホームページ
このように、iPhoneの定価はかなりの高額なので、欲しくても購入を躊躇してしまう方も多いと思います。
そこで、今回は、iPhoneを非常に安く購入する方法について共有したいと思います。ちなみに、管理人もこの方法でiPhone 6sを安く購入しました。
目次
MNPって何?
MNP(Mobile Number Portability)とは、ある会社の通信サービスを解約した後に、従来の電話番号を使用したまま他社の通信サービスを利用することです。
ここで、MNP転出は今まで利用してきた携帯キャリアの通信サービスを解約することで、MNP転入とは、新たに別の携帯キャリアと通信サービスを契約することです。MNP転出とMNP転入のことを合わせて「乗りかえ」ということもあります。
携帯キャリアは、今まで自社のサービスを利用してきたユーザーが機種を買い替えるという機種変更に比べ、このMNP転入の契約者をかなりの好条件で優遇する傾向にあります。
競合他社の契約者数を減らすことができる上に、今まで他社のサービスを利用していたユーザーが、これから最低でも2年間は自社のサービスを利用してくれるわけですから、携帯キャリア各社はこのMNPユーザーを何とか取り込もうと必死なわけです。
このように、携帯キャリア各社はMNPユーザーをかなり優遇しているので、iPhoneを格安で購入する場合は、MNP転入の際に購入するとかなり安くiPhoneを手に入れることができるわけです。
実質0円と一括0円ってどういうこと?
携帯キャリアのキャッシュバックキャンペーンの広告に、よく「実質0円」「一括0円」と書かれているのを見たことがある方も多いと思います。
「実質0円」というのは、24ヶ月分(最低2年契約だから)の通信料金を端末の割賦料金の分だけ全く同額の割引を行うというものです(同額でない場合も多いです)。「通信料金が端末の割賦料金の分だけ安くなるから、端末代は実質0円」というわけです。
一方、「一括0円」というのは、端末代が0円である上に、24ヶ月分の割賦相当額の割引も適用されるということです。
ご存知の通り、携帯キャリアの通信料金の高さを考慮すると、実質0円というのはあまりメリットがありません。そもそもキャリアの通信料金は端末代金の割引を行うかわりに割高に設定されているため、実質0円はほとんど当然と言っても過言ではないからです。
iPhoneを本当の意味で安く購入したいのであれば、可能な限り「一括0円」を選ぶべきです。
このように、一括0はかなり条件が良いですから、特に最新機種においては実質0円に比べて一括0円はなかなか見つからないことが多いです。ただ、一括0円も奇跡的に見受けられることはありますし、一括0円ではなくとも一括数万円になることはあります。根気よく探すことが重要です。
キャッシュバック(CB)
キャッシュバックって結局商品券がもらえるだけ?
携帯キャリアとの契約する場合も、キャッシュバックといえば、特定の店舗でしか買い物ができない商品券がもらえることを意味する場合もありますが、現金や銀行振込の場合もあります。
確かに、キャッシュバックが現金であることに越したことはありませんが、商品券の場合もガッカリすることはありません。全く使う予定のない商品券だったとしても、大黒屋などの金券ショップに行けば、現金と交換することもできるからです。
換金率も結構良く、携帯キャリアのキャッシュバックで一番多いJCBギフト券の場合だと、500円券なら94%、1,000円券・5,000円券なら97%の換金率です。
引用元:大黒屋 商品券・ギフト券の換金率
こういう場合は注意!
商品券でキャッシュバックを受ける場合は、多くの場合は簡易書留で商品券が送られてくることになりますが、キャッシュバックが送られてくるのは契約から半年〜1年後と、忘れた頃に届くところがあり、受け取り損ねると再配達がされないことが多いです。
せっかく安く契約したのに、肝心のキャッシュバックが受け取れなければ元も子もありません。キャッシュバックを受け取る時期があまりに遅いところは避けた方が無難です。少なくとも契約から1ヶ月以内が最低ラインなので、それを目安に探してみましょう。今回は5営業日後にもらいました。前機種の時も1ヶ月以内に入金されております。
また、引っ越しの予定がある場合も要注意です。
住所変更を受け付けてくれる携帯ショップであれば問題ないのですが、中には住所変更を受け付けてくれない携帯ショップもあるので、住所変更を受け付けてくれるかどうかを契約前に確認した方が良いです。
転勤などやむを得ない事情でどうしても引っ越さなければならない場合で、近くに住所変更を受け付けてくれる携帯ショップがなければ、引っ越しをしてから契約をするのも一つの方法です。
キャッシュバック関係の書類はしっかり保管しよう
このように、キャッシュバックをもらえる時期が遅いことが多いので、キャッシュバックがもらえる旨の広告や覚え書き等はしっかり手元に残しておきましょう。
しかも、キャッシュバックキャンペーンが実施される期間は契約者が爆発的に多くなり、その分ミスが生じる可能性も高くなります。店員さんも人間ですから、携帯ショップのミスでキャッシュバックが届かない…なんてこともあるかもしれません。
仮に、散々待ったあげくにキャッシュバックを受け取れなかった場合に、後で携帯ショップに確認してもこちら側に正式な裏付けを出すことができなければどうしようもありません。店員さんも数ヶ月前に対応した大量の契約の一つ一つの内容など忘れてしまっている可能性が高いからです。
このような場合に備えて、キャッシュバックがもらえるはずであることを裏付ける書類は契約者であるあなたがしっかりと保管して、いざという時に対応できるようにしておきましょう。
契約の際に必要な書類
従来の端末を下取りに出すことが契約の条件となっていない限り、MNP予約番号さえ発行しておけば、携帯端末がなくても契約することができます。
ただし、携帯電話の契約には、運転免許証などの本人確認書類が必須なので忘れずに持参しましょう。
さらに、通信料金の支払のためにクレジットカードが必要となったり、キャッシュバックの方法が銀行振込の場合に銀行の預金通帳が必要となる可能性があるので、それらも忘れずに携帯ショップに持参しましょう。
家族でMNP転入するとさらにお得!
家族全員でMNP転入をする場合は、かなりの好条件で契約できる場合があります。
競合他社の契約者数を減らすことができる上に、一度に2人以上のユーザーが自社の通信サービスを契約し、それから最低2年間利用することがほぼ約束されるわけですから、携帯キャリアとしてもかなりの好条件で優遇してでも契約を取りたいのです。
家族全員でMNP転入をする場合は、原則として家族全員で携帯ショップに行く必要があります。
ここで、「なんだ、うちは子供が遠方に住んでいるから、結局飛行機代分損するじゃないか…。」と思った方もいるかもしれません。
そのような場合は、MNP転出前に店頭で家族名義の携帯電話の名義を自分に変更しておくことも可能です。家族間であれば携帯電話の名義変更ができるのです。
ただし、キャリアによっては一度にMNPできる台数が1名義人につき2台までという条件が付されている場合があるので、注意が必要です。その場合は4台の端末を1人の名義で持っていた場合、4台まとめてMNPすることはできません。この場合、首都圏に住む家族二人に2台ずつ契約を分散させれば2台ずつ計4台保有することができます。携帯電話は家族分のも親や子供が契約して、使用者だけ家族にすることもできます。
名義変更の条件は携帯キャリアによって異なるので、近くのショップで確認してみてください。
管理人の場合はこのようにキャッシュバックをGETした
管理人は4人家族なのですが、名義は首都圏に在住する2人で2台ずつ契約しています。iPhone 6s / 6s Plus が発売された直後に、4台の端末をまとめてauからSoftBankにMNPしてキャッシュバックをGETしました。
端末代金
購入した端末の店頭価格は以下の通りです。
機種 | 容量 | 色 | 店頭価格 | |
---|---|---|---|---|
父 | iPhone 6s Plus | 64GB | スペースグレー | 117,120円 |
母 | iPhone 6s | 16GB | ゴールド | 91,200円 |
子 | iPhone 6s | 64GB | スペースグレー | 104,160円 |
子 | iPhone 6s | 64GB | ローズゴールド | 104,160円 |
各端末の代金を3万円値引きしてもらった上で、各端末それぞれに4万円のキャッシュバックがついたので、合計で各機種の端末代が7万円値引きされたことになります。
つまり、各端末の実質的な代金はこのようになります。
機種 | 容量 | 色 | 価格 | |
---|---|---|---|---|
父 | iPhone 6s Plus | 64GB | スペースグレー | 47,120円 |
母 | iPhone 6s | 16GB | ゴールド | 21,200円 |
子 | iPhone 6s | 64GB | スペースグレー | 34,160円 |
子 | iPhone 6s | 64GB | ローズゴールド | 34,160円 |
端末4台の総額は、136,640円です。
電話代や通信料金など
電話代・通信費(月額/1台) | |
---|---|
通話しホーダイ | 2,916円 |
S!ベーシックパック | 324円 |
通信費(5GB) | 5,400円 |
費用計 | 8,640円 |
スマート割引 | -2,522円 |
のりかえ割 | -432円 |
月々割 | -2,835円 |
割引計 | -5,789円 |
支払額 | 2,851円 |
S!ベーシックパックがなければ端末でインターネットをすることができないので、これは必ずつける必要があります。
また、スマート割引が適用されるためには、別途4,300円/月の「ソフトバンク光」を契約する必要があります。今回は携帯料金の額だけを算出したいので、この金額は携帯料金に含めていません。
のりかえ割は本来864円/月なのですが、初年度しか割引が適用されないので、今回は毎月の実質的な支払額を出す為に、432円/月(=864円÷2)で計算しています。(最低2年契約なので2で割っています)
そして、毎月の電話代と通信費の合計から毎月の割引額の合計を差し引くと、2,851円/月になります。これが毎月支払っている我が家の各端末ごとの携帯料金です。
なんと、最新機種であるiPhone 6s / 6s Plus を2〜4万円で購入し、それを毎月3,000円以下で利用できていることになります。
いかがでしょうか。これでキャッシュバックキャンペーンを利用してMNP転入をすることがいかにお得なことかが体感できたのではないでしょうか。
今もキャッシュバックキャンペーンは実施されているのか
携帯ショップがMNP優遇をやりすぎると本部(つまり、携帯キャリア)から指導を受けてしまうので、このようなキャッシュバックキャンペーンは日常的にはそれほど大規模には行っていません。大抵は最新機種が出たあとに旧機種が割引されたり、大型連休や土日のときだったり、決算前の3月だったりします。
ただ、今回の iPhone 6s / 6s Plus の場合、発売早々キャッシュバックが飛び交っている状況ですので、今がおすすめです!
携帯ショップはキャッシュバックキャンペーンをTwitterで知らせることが多いので、キャッシュバックキャンペーンを実施している店舗を探している方はTwitterで検索してみると見つけやすいと思います。
条件はあまり絞らずに「キャッシュバック 6s」「CB 6s」と緩めに検索した方が、より多くのTweetが検索に引っかかり希望の店舗が見つかりやすいです。
※ CB=キャッシュバックのこと。
2015年10月24日時点でも、実際に検索してみると、北は札幌から南は大阪まで多くの店舗がキャッシュバックの実施を知らせるTweetが出てきます。
現時点では、東京の場合は以下のようなTweetがされています。他にも沢山出てくるので、是非Twitterで検索してみてください。
10/17~<6Sもやっちゃいます!> iPhone6s16G乗換分割で 1台3万還元 2台家族で8.6万還元 3台家族13万還元 必ず「ツイッター見た」とお伝えください! 条件は別途ツイート確認ください。 #mnp #キャッシュバック #iphone6s
— auショップ蒲田 (@au_kamata) 2015, 10月 24
10/17~<6Sもやっちゃいます!> iPhone6s16G乗換分割で 1台3万還元 2台家族で8.6万還元 3台家族13万還元 必ず「ツイッター見た」とお伝えください! 条件は別途ツイート確認ください。 #mnp #キャッシュバック #iphone6s
— auショップ大森 (@aushop_oomori) 2015, 10月 24
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