携帯電話の無料販売や高額なキャッシュバックを是正するために総務省が携帯キャリアへ指導し、一括0円(端末無料)や、さらに現金や商品券をプレゼントするキャッシュバック(CB)といった販売促進が2014年3月14日で終了とされていました。
しかし、あれから2年以上経過する今でも一括0円や万円単位のキャッシュバックは健在です。また、高額な端末であっても、さすがに一括0円とはいきませんが、一括5,400円といった「ほぼタダ」な金額でMNP(キャリア変更)や機種変更(同一キャリアでの端末変更)を行うことが出来ます。
特に土日や連休にセールが発生することが多いため、土曜日の午前中や連休初日はTwitterをチェックしてみましょう。一例として首都圏の事例を上げてみたいと思います(・ω・)
目次
格安セール事例
ピポパーク関内店(神奈川県横浜市中区)
まずは他社(Softbank、docomo)からauに乗り換える(MNP)場合。iPhone SEの16GBモデルであれば、アップルストアで税込51,624円のところ、一括0円、つまり端末代無料で入手可能です。さらに、15,000円のキャッシュバックが付きます。
アップルストア定価税込64,584円の64GBモデルも一括0円+3千円のキャッシュバックとなります。実質的に端末購入価格の補助となる月々割は別に付くため、端末代の割賦支払いがないにも関わらず、毎月の端末代割引は行われるので、実質的に通信料も割り引かれることになります。
また、2台同時購入でSE 16GBの場合1台あたりのキャッシュバックが15,000円から20,000円と増額になります。64GBであれば1台あたり3,000円から8,000円に増額です。
他にも次のように一括0円やキャッシュバック、一括少額のハイエンド機種等があります。
端末 | 一括購入 | CB(総額) |
---|---|---|
iPhone SE 16GB | 0円 | 15,000円 |
iPhone SE 16GB 2台 | 0円 | 40,000円 |
iPhone SE 64GB | 0円 | 3,000円 |
iPhone SE 64GB 2台 | 0円 | 16,000円 |
iPhone 6s 16GB | 10,800円 | 0円 |
iPhone 6s 16GB 2台 | 10,800円 | 0円 |
iPhone 6s 64GB | 23,760円 | 0円 |
iPhone 6s 64GB 2台 | 36,720円 | 0円 |
CB=キャッシュバック
関内は横浜市民だけでなく神奈川県・東京都在住の方でもアクセスしやすいので、休日に行ってみるのもおすすめです。
ピポパーク池袋東口店(東京都豊島区南池袋)
コチラも他社からauへの乗り換えの場合。ピポパーク関内店ほど特化ではありませんが、iPhone SE 16GBのMNPで一括0円+1万円のキャッシュバックと都内ではかなり条件がよいです。
セールの探し方
多くの格安携帯ショップ(代理店)ではTwitterにセール情報を投稿しており、その際にハッシュタグ(#)をつけているため、ハッシュタグでの検索でセール情報の絞り込みができます。
例えば、「#一括0円」と検索すれば
多くの案件が出てきますので、この中でキャンペーン期間で行ける店舗を探します。他にも、「au cb」「6s 還元」といったキーワードで検索すれば案件を抽出することも可能です。
なお、CBはキャッシュバックの略で、現金還元があることを示します。6万円の端末でCB5万円とすれば、一括1万円で端末を買えることになります。6万円の端末が「一括0円+CB1万円」であれば、6万円の端末が無料で、かつ1万円がもらえるということになり、CB7万円と同じ意味になります。
一括0円かどうかはかなり大きいので、一括0円でまず絞り込むことをおすすめしますが、1台につきCB10万円といった案件がある可能性もありますので、根気よく探す必要があります。
オプション等の条件を確認しよう
格安店でMNP・機種変更を行う場合、契約時に加入する必要のあるオプションが複数付いているのが通常です。
本来であればオプションは付ける必要はありませんが、オプションを付けないとキャッシュバックが発生しない、一括の金額が上がる等のデメリットがあるため、オプション込みでも条件が良ければ契約しても良いといえます。また、多くの場合はオプションは翌日すぐ解約してOKとされている店も多く、解約を忘れなければお得です。
今回はau回線の場合のオプションについて解説します。
問題のないオプション
- 誰でも割
- LTE NET
- LTEフラットまたはデータ定額5G以上
誰でも割は一般的な契約・利用方法であれば誰でもつけるオプションですので特に気にする必要はありません。
LTE NETはインターネット接続・キャリアメール等に必要ですが、携帯を契約する際はこの324円のパックは他社であってもほぼ必須(SoftbankのS!ベーシックパック、docomoのiモード・spモード・MoperaUシンプル)なので、問題ありません。
LTEフラットはiPhoneのデータ定額通信契約に必須ですし、データ定額はスマホをLTE回線で利用するには必須です。データ定額に関しては最低月5GBの通信容量のプランを条件にするケースも
すみやかに解約したいオプション
使ってみて必要であれば使い続けるのもありですが、ほとんど使用する機会はないかと思いますので不要であれば解約してしまいましょう。
- スマートパス
- ビデオパス
- ブックパス
- うたパス
- ディズニーパス
- 電話きほんパック(3ヶ月無料)
電話きほんパックは、お留守番サービスEX・待ちうた・三者通話サービス・迷惑電話撃退サービスの4つのサービスが1パックになっています。最大3ヶ月無料で、4ヶ月以降も月300円で利用できます。いずれもスマホ利用に必須なサービスでは無いかと思います。
無料のオプション
- auウォレット(無料)
- au STAR(無料)
auウォレットはコンビニやネットでの支払いに利用できるプリペイドカードですが、シェアとしてはSuicaや楽天Edy・WAON等の他社電子マネーのほうが利便性は高いので特に不要かと思います。
ネットで来店予約ができるau STARパスポート、契約年数とデータ定額料に応じてWALLETポイントを還元するau STARロイヤル、ちょっとしたギフトがもらえるau STARギフトがあります。
旧端末の下取りについて
一括0円+キャッシュバック(CB)の条件として、旧端末の下取りが条件になるケースが増えてきました。
下取りではどんな端末でもいいわけではなく、iPhone5s以上など一定以上の下取り価格(2万円以上等)のスマホを譲渡することが条件となっているケースが多いです。
- iPhone 5s・6・6 Plus
- Xperia Z5・Z4・A4・Z3
- Galaxy S7edge・Active neo・S6・S6edge・Note Edge・S5 Active
下取り価格が非常に低いか無価値の格安スマホ・ガラケーであれば、それに応じてキャッシュバックの減額や一括価格の増額になります。
また、下取りの場合は必ず以前使っていたスマホを出す必要があるだけではないので、家に眠っているスマホや、ネットオークションで購入した端末であってもよいでしょう。
機種変更よりMNPがお得
格安キャンペーンの多くはMNP、つまり他社からの移動を伴う乗り換え契約が優遇されます。それは機種変更であれば携帯キャリアにとって自社の契約者数は変わりませんが、新規契約であれば自社契約者数が1人増え、MNPであればさらに他社の契約者を引きこむことができるからです。
家族全員で同一キャリアに契約して家族通話無料にしている、身内がキャリアに勤務しているといった縛りがある場合はともかく、家族全員通話し放題プラン(月2,700円+税)を契約しており家族通話無料にする必要が無い、特定のキャリアを利用する必要がないという状況であれば、MNPでは電話番号も変わりませんし、機種を購入する際はぜひMNPで契約することをおすすめします(`・ω・′ )
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