iPhone5seが今年3〜4月に発売されるということで機種変更・MNP待ちをしている方は多いかと思います。iPhone6/6sがあまりに大きすぎてiPhone5s以前の時代が懐かしいですよね。
しかし最新機種を購入しても端末代の割引は少ないですし、現在キャリアは総務省の指導により実質0円での端末販売を行わない方針となってしまいました。格安店ではまだまだ続くかとは思いますが、いずれにせよキャリア側から代理店へのインセンティブは減額されているでしょうからキャッシュバック額も2〜3年前には程遠いかとお思います。
管理人も今メインで使用しているiPhone6sが5sと比較して大きすぎて使いづらいので、放置していた数年前にSoftbankで購入したiPhone5の端末に6sのSIMカード(Softbank)を刺して利用してみたいと思います。
目次
旧端末へSIMを差し替えるにはMVNOまたは同一キャリアを選択
iPhone5/5s/5cがdocomo端末の場合
docomoに関しては5s/5cからiPhoneに参入しており、この端末を利用する場合は各種MVNOが利用できます。docomoのSIMカードをauやSoftbankのiPhone5/5s/5cに差し込んでも使えません。金額的にはDMM mobileのデータSIMライトなら税込475円とワンコインで使え、違約金の縛りがないのでおすすめです。
DMM mobile データSIMプラン ライト(月額440円)
iPhone5/5s/5cがau端末の場合
auに関してもmineoやUQmobileの2社がau回線のMVNOとなりますので、格安SIMを契約してau iPhoneに差し込めば使えます。UQ mobileのデータ高速プランなら月980円で違約金の縛りがありませんし、音声通話をつけても月1,680円で、au回線のMVNOでは速度が出やすいです。
UQ mobile データ高速+音声通話プラン(月額1,680円)
iPhone5/5s/5cがSoftbank端末の場合
問題はSoftbankとauで、現在契約しているiPhone6/6s端末の回線と同じキャリアの5/5s/5c端末を用意する必要があります。au回線を利用中であれば、auで販売されていたiPhone端末を、Softbank回線であればソフトバンク販売の端末が必要です。5/5s販売期間では各キャリアでは他のキャリアの通信回線を利用できないようにするSIMロックをしておりましたので、他のキャリアのSIMを差し込んでも通信ができないからです。
今回はSoftbankでiPhone6sを契約した際のSIM(通称、黒SIM。)を入れ替えて使いますので、端末は数年前にSoftbankで購入したiPhone5を使います。iPhone5sはauで購入したものを保有しておりますが、こちらはUQmobileのSIMを差し込んで問題なく使えています。
iPhone5s(iOS9)でUQmobileのSIMカードを使えるかどうかを試してみた!
まずは一定額お知らせサービスを設定
Softbankでは端末によりSIMカードとAPNの種類が異なります。iPhoneを契約した時に使われるSIMカードは黒SIM、Androidは水色SIM、ガラケーは銀SIMと呼ばれています。
APN設定が異なるとパケ・ホーダイの適用外となり青天井に通信料が請求されるパケ死が発生する可能性がありますので注意してください。
今回はiPhoneからiPhoneへのSIM差し替えですので問題ないかとは思いますが、万が一パケホーダイが適用されなかった時のために利用額が一定金額を超えると通知してくれる一定額お知らせサービスを設定しておきます。
まず、MySoftbankにログインして契約確認→料金プラン→オンライン料金案内→「一定額お知らせサービスへ」をクリック。
設定額メニューの「変更」をクリック。
変更後の設定額に5,000円以上1,000円単位で通知する設定額を入力します。1万円を超えたらお知らせするという場合、「10」を入力して次へをクリックします。
登録されたら完了です。
次にSIMを差し替えます。iPhone5以降はすべてnanoSIMなので5/6s共に同じnanoSIMです。iPhone4/4sだとMicroSIM、3/3GSだと通常SIMになるので、6/6sのSIMを流用する際は変換アダプタを付ける必要があります。
端末を用意
今回はiOS9.0のソフトバンクiPhone6sに入っていたnanoSIMを、
iOS7.1のソフトバンクiPhone5に入れてみたいと思います。
iPhone側面の小さい穴からSIMを取り出すには箱に同封されているSIMピンを利用します。
このピンをぐっと差し込むと出てくるチップがnanoSIMカードです。
ぐっと押し込んでSIM台座が数ミリ飛び出したら引っ張り出します。
こんにちは!ぼくなのしむ、よろしくね(`・ω・′ )
SIMカードを取り出すと6sの画面に「SIMカードが挿入されていません」のメッセージが表示されます。電源はOFFで行いましょう。
次にiPhone5にSIMを入れていきます。まずSIMを入れていない状態では「圏外」表示になっています。SIMスロット自体には解約した時のソフトバンクnanoSIM(通称黒SIM)がまだ入っている状態ですが、通信契約が解約されていますので圏外です。
6sとは逆の要領でSIMピンを差し込んで中のSIMを取り外し、6sに入っていたnanoSIMを差し込みます。シムカード台座はグッと押しこんだらカチッと入ります。
iPhone5にSIMを差し込み電源ONにすると、自動でSoftBankの4G回線に接続できました!
6sのSIMを入れたiPhone5の使用感
SafariでGoogleを検索したところ問題なく表示されました。速度も問題なしです。
iPhoneアプリをダウンロードしていると、iPhone5のバージョンが7.1と古いためか対応していないアプリが出てきます。
特にセキュリティやファイル共有関係のメジャーなアプリはiOS8.0以上またはiOS9.0以上としているサービスがあるため、対応している旧バージョンのうち最新のバージョンをインストールすることができるようです。
他にもOneDriveはiOS8.0以降、1PasswordはiOS9.0以降対応ですので、旧バージョンを選択しました。
DropboxにはSMSを利用した二段階認証を設定していますが、特段の設定なくSMSでセキュリティーコードがメッセージアプリに送られてきました。
通話も問題なく可能でした。
気になる点としては、LINEを移行すると6sのLINEアプリが利用できなくなる点です。LINEは1アカウントにつき1スマホ端末しか利用できないため、別のスマホにLINEアプリを入れてログインすると以前のスマホ端末のLINEはログアウトされトーク履歴などが消えてしまいます。
パソコンやiPadであれば複数端末で1アカウントを使うことはできますので、パソコンでログインしていれば履歴は残りますが、スマホしか持っていなければSIMを差し替えて端末を乗り移るたびにLINEのトーク履歴が消えるのでちょっと悲しいかもしれませんね。
やっぱりiPhone5のサイズ感は最高!
しかし使ってみてやっぱりiPhone5のサイズ感が手にジャストフィットして最高ですね。角も角ばっているのでずり落ちず質感もGoodです。iPhone5seは角が6/6sと同じ曲面ガラスを採用する可能性が高いため、旧端末の利用も捨てがたいところです。
iOS9.2.1にアップデートしよう
iPhone5s以前の端末をiOS9にバージョンアップすると動作が遅くなる等の問題があり5s以前のiPhoneユーザーを困らせておりましたが、iOS9.2.1はiOS8と比較してもほとんど変わりないほどスムーズに動くことを検証した動画が話題になっています。
iOS9.2.1へのアップデートで iPhone 4s / 5 の動きが改善されたことを示す動画が話題に
今のうちにセキュリティ対策が施された最新iOSに乗り継いでおけば、iOS9.3以降が使いものにならなかったとしてもしばらくバージョンアップを遅らせることができますので、今のうちにアップデートもありでしょう。
iPhone5の相場は1万円台前半
iPhone5のSoftbank / au端末は現在中古市場で1万円台前半で推移しています。
Amazonではauの白ロム(キャリアで契約した携帯端末からSIMカードを抜いた状態のこと)が12,000円から、Softbankでは14,500円から購入できます。
引用元:Amazon.co.jp
ヤフオクでは1万円〜2万円と程度により変動があります。画面が割れたものが安く取引されていたりもします。
正直言ってこの金額でコンパクトで最新機種と使える機能がさほど変わらないiPhoneが使えるのであれば十分ですし、保護フィルムとケースで2,000円〜を費やすより「壊れたらまた中古で買えばいい」という感覚で使えますし、ケースつけないほうがかっこいいですよね。
iPhone6sはガラスが割れやすく、かつ大きくて曲面ガラス採用のためとても滑って落としやすく、さらに背面カメラが飛び出ているのでさすがにケースは付けたいですし、ケースつけるとさらに大きくなるし、もうファブレットに近いサイズです。
5/5s/5cに乗り換えて6sを高く売る方法
2015年5月以降に発売されたiPhone6sはSIMロック解除義務化後に発売されていますので、購入から6ヶ月経過すればショップやネット上でSIMロックを解除できます。
それまで5/5s/5cを利用し、SIMロック解除ができるようになってから6sを売却してそのまま5/5s/5cを使い続けるということも可能です。6ヶ月待つ必要はありますが、SIMロックを解除したほうが高く売れる可能性が遥かに高いので(docomo回線のメジャーMVNOが利用可能になるため)、6sの端末代も回収しつつキャリア回線で5/5s/5cを楽しめるかと思います。
キャリア側は保障はしない
6/6s契約のSIMを5/5s/5cに刺して使うことはできますが(Softbankショップ店員さんに確認済み)、必ず利用できることをショップ側が保障しているわけではないので、つかなかった場合は諦めが必要です。
iPhone契約のSIMをiPhoneに差し替えるだけではパケ死はないとのことでしたが、設定次第(Android・ガラケー用のAPN設定を使ったり等)ではパケ・ホーダイが外れる可能性があり、莫大な通信料を請求される可能性があります。一度に限りキャリアによる救済がある場合もあるようですが、自己責任での入れ替えになる点には注意してくださいね。
コメント
時間が経ってますがコメントさせてください。
私もソフトバンクiphone5sのSIMでの契約なのですが、手持ちの6s(ソフトバンクSIMロック解除済み)に差し替えたいと思っています。
5sは通話専用にしてるのでパケットは一切使わないのですが、通話はかけ放題になっております。SBでは、この5s→6sは動作保証はできない、がご存知の回答なのですが、ネットで探してもかけ放題が適用されるかの情報がいまいち無く、確信できず困っております。
また、6sから050のIP電話に転送(SBセンターからの転送やiphone本体の転送)をする際もかけ放題の範囲内ですよね?
SBショップでは050の転送は有料だと言うし、157では無料だと言うし、信用できるところがありません。。。
もしご存知であればどうぞよろしくお願いいたします。
キャリアは顧客自身によるSIMの差し替えには基本的に動作保証をしない方針だと思いますが、動作保証しないというのは「動かないから設定して欲しい」といったサポートは受けられないということを意味しますので、SIMロック解除後であれば差し込んでも問題なく使用できるかと思います。
Softbank契約のSIMはいくつかのタイプがありますがiPhoneで契約したSIMを他のiPhoneに差し替えるのであれば契約上も問題なく引き継げるかと思います。管理人もiPhone 6s契約のSIMをそのままiPhone SEに差し替えて使用していますがカケホーダイも問題なく適用されています。
6sにかかってきた電話を転送する際、本体の転送機能を利用すれば本体から転送先への通話の発信と同じように通話料がかかりますが、通話し放題であれば無料ですね。
ソフトバンクの「転送電話」機能を利用した転送であっても転送元から転送先への通話料がかかりますが、スマホーダイの契約、つまり通話し放題の場合は通話料無料との記述がありますのでご確認下さい。
http://faq.mb.softbank.jp/detail.aspx?cid=500&id=500&a=101
> 月額使用料無料でご利用いただけます。
> ただし、転送先の電話までの通話料は別途かかります。
> スマ放題 転送元や転送先の相手先を問わず、他社携帯電話や固定電話宛でも通話料は無料です。
050の転送が無料というのは、050plus等のIP電話サービスの電話を他の端末へ転送する際に通信料がかかるという意味ではないでしょうか?
ソフトバンクの転送電話設定は157ではなく1406にコールして設定します。公式サイトの記事をご確認下さい。
http://faq.mb.softbank.jp/detail.aspx?cid=498&id=498&a=101
1406コールでの転送電話設定利用時の通話料は通話し放題プランで通話料無料になるか、ソフトバンクに問い合わせてみるといいと思います(・ω・)ノ