Androidスマホが出た当初、AndroidOS自体はiPhoneのiOSに対抗するために間に合わせで作ったということがはっきり分かるほど使いづらく安定性の低いOSでした。Androidスマホが発売された初期の段階で購入されていた方はあまりの使いにくさにiPhoneへ移行したという方も多かったんじゃないでしょうか。
iPhoneは発売当初から動きがスムーズで使いやすく、ほとんどデメリットを感じさせない素晴らしい端末でした。
あれから数年経過し、Androidスマホもかなり成熟した使いやすいOSになってきました。今からiPhoneに移行しようと考えている方も多いと思いますが、今から移行するメリットやデメリットについてまとめてみました。
目次
今からiPhoneに移行するメリットは?
Macbookとの連携が優れている
メインPCがMacbookである場合、スマホはiPhoneがおすすめです。各種連携機能が整っており、組み合わせて使うには一番だと思います。
まず、iCloudで次のデータをMacbookと共有することが出来ます。
- iPhoneで撮影した写真
- メール
- 連絡先(電話番号・メールアドレス・住所等のアドレス帳データ)
- カレンダー
- リマインダー(Apple社標準のTO DOリスト)
- Safariのブックマーク・閲覧ページ等)
- メモ
- iCloudキーチェーン(Safariに保存したパスワードデータ)
全ての連携をiCloudの設定で各項目をON/OFFするだけで簡単にどれを連携させるか選ぶことができ、そのデータはAppleのiCloudサーバ上に保存されるため、特に意識せずともバックアップが取れていることになります。
iPhoneユーザーでもiCloudを使いこなしていないユーザーは多く、連絡先が消えて困っている方をたまに見かけますが、非常にもったいないことだと思います。ただ普通にマップとLINEを使うだけであれば2万円で買える ZenFoneGo で十分すぎます。
iPhoneは究極のスマホ版らくらくフォンである
iPhoneは説明書を見なくても誰でもほぼ使いこなすことのできる数少ない端末です。管理人の両親もiPhone6sと6s plusを使っておりますが、Apple IDでログインしてiCloudで設定データをクラウド上に同期させ、App Storeでアプリのダウンロード方法を教えたところ、あとは特に教えなくても写真を撮影したりLINEで画像を送ったりすることができるようになりました。
Androidスマホの最大の難点は、設定項目が多すぎて電子機器の苦手な中高年層には基本的な使い方をするだけでも大変な点です。車で言えばマニュアル車に近く、iPhoneより細かい設定ができてカスタムした使い方ができるものの、電話とLINEとマップが使えてたまにブラウザでネットを見るくらいの使い方であればiPhoneのようにシンプルな作りの方がわかりやすいのです。
それに、AndroidOSはOS(ソフトウェア)のみがGoogle社から提供されており、スマートフォン本体(ハードウェア)提供側である各種メーカーはそのAndroidOSをカスタムして搭載することができるため、Androidスマホの場合は端末を他社製に買い換えたりすると使い方や設定できる項目に若干の違いが出てきます。
デザインが洗練されておりスマホケースも充実
女性がiPhoneを使う理由でかなりのウェイトを占めているのがこのデザインの良さです。また、かわいいスマホケースを使いたいというニーズも多く、「好きなスマホケースがiPhone用しかない」ということも良くあります。
単に電話やLINEしか使わないとしても、iPhoneとP8Liteとでは、やっぱりiPhoneを使いたいですよね。デザインを見ても一目瞭然です。
iPhoneのローズゴールドは化粧品のようなおしゃれさがあります(・ω・)g
P8liteは持っていてオシャレとは言いがたい、いかにも電子機器と言ったデザインの端末ですね(´・ω・`)
今からiPhoneに乗り換えるデメリットは
値段がとにかく高い
現在最新型のiPhone6s SIMフリー端末はApple Storeで税込93,744円、6s plusが税込106,704円と、もう少しでMacbookが買える位の強気の価格設定です。
一方、AndroidスマホではASUSが3月11日に発表したZenFoneGOが脅威の税抜19,800円という価格で発売され、スペックこそiPhoneに劣るものの高度な使い方をしなければこれで十分なスペックなわけです。
Androidスマホの最高峰のスペックである Google Nexus 6P が68,750円で、これは液晶の解像度がMacbookPro Retinaと同じ2560×1440ピクセルと、iPhone6sの解像度1334×750ピクセルの約3.7倍(Nexus6P:368万、iPhone6s:100万)であり、さらにiPhone6sのCPUコア数が2コア(デュアルコア)なのに対してNexus6Pが8コア(オクタコア)と、Nexus6Pの方が安いにもかかわらずiPhone6sより高性能なことが分かります。
もちろん、スペックだけで語れないところがスマホにはありますが、それでもiPhoneの価格はAndroid携帯のそれより1.5倍〜2倍程度の強気の価格設定かとは思います。この価格設定とこだわりがAppleを時価総額世界一の企業へ押し上げ、兆円単位の現金を保有するまでに成長させたと言えます。
Android5.xの安定性や動作速度はiOSより優れている
AppleはiOSも開発しているしハードウェアと合わせて作り込んでいるから高いのだ!という意見もあるかと思いますが、正直近年のiOSを見るとiOS6やiOS7の時代より明らかに動作が鈍くなっており、無駄な動きや消えてほしい通知や警告などもあり(iOS9ではソフトウェア・アップデートの通知を消すことは出来ず、数日おきに延々とポップアップを出してきます)、Androidとの差はかなり縮まってきていると思います。スティーブ・ジョブズがまだ生きていた頃のiOS(iPhone4〜4s時代)はAndroidとは比較にならないほどスムーズで機敏な動きをしており、Androidに乗り換えることなど考えられませんでしたが、ジョブズ亡き今はiOSの質も落ちかかっていると言わざるを得ません。
また、AndroidOSの安定性が驚くほど低かった暗黒のAndroid2.x時代をとっくに乗り越え、今やAndroid5.xまで来ました。動作の機敏さに関してはiOSを遥かに凌駕しており、もはや慣れてさえしまえばiOSよりパフォーマンスの高いOSになっている可能性もあります。
実際に、iPhoneを片手に家電量販店でNexus等のハイエンドAndroidスマホをいじってみればわかりますが、ホーム画面を左右に移動して切り替えたり、設定メニューを選択したりしたときの画面の遷移速度は明らかにAndroidの方が早くなっています。
小さくて使いやすい端末ではなくなりつつある
iPhoneはどんどん大型化しており、iPhone4sまでの「女性の手でも画面のどこにでも手が届く」時代は終わり、今や手が大きめの男性でも画面上部をタップするのは困難になってしまいました。iPhone、でかすぎ(`・ω・′ )!
ただし、2016年3月21日(日本時間で22日の午前2時)にApple社の発表イベント(スペシャルイベント)でiPhone5sサイズの新型iPhoneSEが発表されるとの観測が出ており、これが発売されれば「小さいスマホがほしい」という方はぜひこの端末を買って欲しいところです。これが小さいiPhoneをゲットする最後のチャンスかもしれません。
また、au・docomoで発売されたiPhone5sを中古市場で入手し、MVNOの格安SIMを刺して使う方法もあり、これなら3万円程度の出費で小さいiPhoneを使うことが出来ます。
iOSもアップデートされていないものを選択すればまだiOS7を使ったり出来ますので、昔のiPhoneの操作性が良い!という方は中古で買われることをおすすめします。
今買うならiPhone5sの中古・iPhoneSE・ZenFoneGoがおすすめ
結論としては、iPhoneにどうしても乗り換えるなら、2016年3月21日(日本では22日)に発表されるiPhoneSE(5〜6万円で発売されるとの観測)、価格が高いならiPhone5sの中古(ただしSoftbank端末はMVNOが使えないので注意)がおすすめです。
しかし、Appleも方針が迷走し始めているところもあり、今後端末はAndroidで慣れておきたいという場合、今からAndroidを買うならひとまず超低価格で買えるZenFoneGoがおすすめです(現在は3月31日発売の予約販売のみ)。慣れてきたらNexus6Pに移行するのもいいですね。(`・ω・′ )
【国内正規品】ASUSTek ZenFone Go (SIMフリー/Android5.1.1 /5.5inch /デュアルmicroSIM /LTE)(2GB/16GB) (ブルー) ZB551KL-BL16
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