最近、ZenFone GoとZenFone Maxが発売され、ZenFone Go / 2 Laser / Maxのうちどの端末を買おうか迷っている方もいるかと思います。
これら3機種を細かく比較してみたところ、大きさ以外にも材質やスクリーンなどの点で結構な違いがありましたので、今回は、主にハード面に関してZenFone Go / 2 Laser / Maxを徹底的に比較していきたいと思います。
以下、より読みやすいように、ZenFone Goは「Go」、ZenFone 2 Laserは「2 Laser」、ZenFone Maxは「Max」と表記する場合があります。
目次
パッケージの比較
パッケージに関しては、同じメーカーなのでほぼ違いはありませんでした。どれもASUSらしいデザインのパッケージとなっています。
これは、ZenFone Go(ブルー)のパッケージです。
こちらが、ZenFone Max(ブラック)のパッケージです。
これが、ZenFone 2 Laser(ブラック)のパッケージです。
端末の比較
サイズ・大きさ
ZenFone 2 LaserとZenFone Goを比較するとこんな感じ。画像では大きさ的にはほとんど変わらないように見えますが、結構Goの方が大きく感じますね。
横幅は5.7mmくらいしか変わらないのですが、これだけでも随分違うように感じます。例えば、右手で操作している場合に、ZenFone 2 Laserであれば一番左側のアプリに余裕で手が届くのですが、ZenFone Goになるとちょっと頑張って伸ばさないと届かないくらいですね。
一方、縦の長さに関してはGoの方が8.8mm長いですが、手に持った感じではあまり違いは感じられません。
ZenFone Maxの横幅はGoに比べて0.3mm広く、縦がGoより3.5mm長くなっていますが、持った感じではあまり違いは感じられません。サイズに関しては、横幅のサイズが使用感に大きく影響するようですね(・ω・)
ちなみに、端末のサイズはMaxの方が大きめですが、画面サイズはGoと全く5.5インチです。
画面が大きい方が良いというのであれば断然MaxやGoがオススメですが、ZenFone 2 Laesrの後継機といえるGoが発売された今でも、コンパクトな端末を求めるユーザーもそれなりにいると思うので、今後もZenFone 2 Laserはそれなりに需要があるかと思います。
各種ボタンの位置
ZenFone 2 LaserとZenFone Goに関しては、ボタンの位置が全く一緒となっています。イヤホンジャックと電源ボタンは上側面にあります。
一方、ZenFone Maxの場合は、電源ボタンと音量ボタンの位置が右側面に集約されています。Maxは3機種の中で最も大きい端末であることから、それを考慮してよく使うであろう電源ボタンや音量ボタンが右側面に設置されたんでしょうね。
あと、Maxはブラックとはいっても、側面はゴールドっぽい色になっています。
ZenFone MaxとZenFone Goの背面を比較するとこんな感じです。イヤホンジャックやカメラの位置・Micro USBポート・スピーカーの位置は全く一緒ですね(・ω・)
デザイン・材質
ZenFone Goは事実上ZenFone 2 Laserの後継機といえる端末なので、両者の端末の形やデザインはほぼ一緒です。
ただ、材質が大きく異なっており、ZenFone 2 Laserの背面の材質はちょっとゴムっぽい感じになっていて新品の状態だとチリやホコリがつきやすくなっているので、それが気になるという場合はケースを付けることをオススメします。
ケースをつけていない状態で使うと、使えば使うほど手に馴染んできてチリやホコリもあまりつかなくなってくるので、それはそれでまた味が出てきます。
一方、Goはプラスティックなのですが、サラサラした触り心地があるからか若干高級感があるように感じられて、ちょっとiPhoneの表面に似ている印象です。(もちろん、素材は全然違いますよ。)
また、チリやゴミがつきにくくなっており、ケースをつけるなどして丁寧に使用すれば長く使っていても大きく劣化することはなさそうです。
さらに、ZenFone Maxの背面もプラスティックですが、Goと異なり柔らかめになっており、表面に模様があります。他社製品になってしまいますが、AscendのG620の背面に似ていますね(・ω・)
ただ、材質に関しては好みによるところが大きいと思いますし、Maxはバッテリーの持ちが良いというメリットがあるので、何を重視するかどうかは利用状況による所が大きいです。
ちなみに、画面周りの材質に関しては、ZenFone Go / 2 Laser / Maxいずれも同じです。GoとMaxを比較するとこんな感じです。
前面の下に表示されているボタンは画面に表示される形ではなくて、予め端末に刻印されています。
スクリーンの大きさ・見やすさ
画面解像度は全く同じ1280×720で、いずれも非常に綺麗です。画面サイズは、laserが5インチで、GoとMaxは5.5インチです。(明るくすると画面が白くなり区別がつきづらくなるので、画面がより引き立つように画像編集は一切していません。)
あと、比較のためディスプレイの明るさをいずれも最高レベルに設定しています。
ZenFone 2 Laserは、ZenFone GoやMaxに比べて若干暗めですね。
あと、ZenFone Maxの画面は、ZenFone 2 LaserやZenFone Goに比べて若干黄ばんでいます。比較しやすいように、いずれもブルーライト軽減フィルタをしていない状態で、背景が白い設定アプリのメニューを表示しています。
真ん中にZenFone 2 Laserがあってちょっと分かりづらいと思うので、ZenFone GoとZenFone Maxだけを比較してみます。これがより肉眼に近いです。こんな感じで、Maxの方が若干黄ばんで見えるんですよね。
目に優しいという意味では良いのかもしれませんが、ブルーが勝った色が嫌であればいずれの端末でもブルーライト軽減フィルタを設定できるので、デフォルトの状態で黄ばんで見えるのがちょっと気になるかもしれません。ただ、管理人も比較して初めて気がついたので、Max単体で使用していればあまり気が付かないレベルでしょう。
マンガであれば、どの端末でも問題なく読むことができるかと思います。例えば、GANMAの「リセットゲーム」を読んでいる時の見え方はこんな感じです。
ZenFone 2 Laserでも十分読めますが、大画面を求めるのであれば画面サイズが5.5インチのGoやMaxがオススメです。
端末の使いやすさ・操作性
Maxは重量がGoや2 Laserよりも重く、形もGoや2 Laserのように外側が浮き上がってないので、全体的にボッテリした印象です。取り出しやすさ・持ち易さを重視するなら、断然ZenFone 2 LaserやZenFone Goがオススメです。
重い順番はZenFone Max>Go>2 Laserとなっているので、軽さ重視であればZenFone 2 Laserがオススメです。ただ、持った感じでは2 LaserとGoの重さの違いはあまり感じられません。重さ以外でGoが優れている部分があればそちらを重視したほうが良いかと思います。
操作性は、いずれの端末も良い感じです。ホーム画面のスクロールもサクサク動きますし、設定画面やブラウザでWebページをスクロールしている時の動きもスムーズでカクカクすることはありません。基本的な作業であれば、概ね問題なく行えるでしょう。
ちなみに、GoがAndroid5.1で、2 LaserとMaxがAndroid5.0です。
周辺機器の使いやすさ
ZenFone Goは、USBケーブル・イヤホン・ACアダプタ・ユーザーマニュアル・保証書類などが入っています。ACアダプタにUSB端子を差し込む時は、スコっとスムーズに入る感じではありませんが、グッと力を入れるとカチッと入ります。
一方、Maxの場合は、USBケーブル・イヤホン・ACアダプタ・ユーザーマニュアル・保証書などに加えて、他のスマホ等に給電できるケーブルまで入っています。さすがこの3機種の中でバッテリー性能が良いだけありますね。いざという時には、モバイルバッテリー代わりになるというわけですね(ノ)・ω・(ヾ)
ACアダプタにUSB端子を差し込む時は、カチッという感じでスムーズにはまります。
あと、ZenFone 2 Laserには、USBケーブルや充電器、イヤホンなどが付属しています。ZenFone 2 Laserも、ACアダプタにUSB端子を差し込む時は、グッと力を入れるとカチッと入ります。
写真の画質・カメラの機能
Goは画素数は800万画素であり、2 LaserやMaxの1,300万画素に比べて結構落ちます。あと、Goだけカメラ撮影時の手ぶれ補正がついていません。
まず、ZenFone Goの画質がこちらです。(画像をクリックすると拡大表示できます。)所々ぼやけている部分があるので「クッキリ」とまではいえませんが、大まかな色も表現できていますし、ぱっと見た感じは比較的綺麗な画質となっています。
ZenFone Maxがこんな感じです。ZenFone Goに比べて、圧倒的に暖かい色がより表現されていることがわかります。よく見ると所々若干ぼやけている部分がありますが、ぱっと見た感じでは概ね綺麗に表現できていますね(・ω・)
ZenFone 2 Laserはこんな感じです。画素数がMaxと全く同じなので、ほぼ変わりませんね。色の表現も肉眼に近いです。
カメラ性能を重視するのであれば、ZenFone 2 LaserやMaxが圧倒的にオススメです(`・ω・′ )
Maxはバッテリー性能が最強!
ZenFone Maxの凄いところといえば、なんといってもバッテリー容量です。
ZenFone Maxは5,000mAhバッテリーを搭載しており、LTEに接続してホーム画面を表示した状態でなんと683.6時間も持つことが判明しています(°ω°)
ZenFone Maxユーザーの間では、2日間無充電で使用できたとの声まで上がっています。通常、スマホを使っているとその日の夕方か夜にはバッテリーがかなり減ってくることが多いでしょうから、通常のスマホならあり得ないですよね。
実際に、管理人のZenFone Maxのバッテリーの減り具合もこんな感じ。何日も充電していませんが、まだ79%もありました。利用状況は一日に何度かちょっと触る程度です。
通常のスマホだったら、そんなに触っていなくても何日か経てばバッテリーが切れていることが多いですが、Maxだけは全然切れていません。てか、全然減りません!バッテリー容量を重視したいというユーザーには、断然ZenFone Maxがオススメです(`・ω・′ )
SIMカードの挿入はMaxが楽
裏蓋カバーの取り外し
SIMカードを挿入する際は、いずれの端末でも裏蓋カバーを取り外す必要がありますが、ZenFone Maxの裏蓋カバーが若干柔らかくなっており(ちょっと曲げることができる)、右側面の溝に爪を引っ掛けてカバーを取り外す時が若干楽です。
ただ、初めは結構硬いので、壊れない程度に思い切って力を入れる必要があります。
一方、ZenFone 2 Laser / Goに関しては背面が固めで(曲げることができない)、端末にしっかりと装着されているので、初めのうちは裏蓋カバーがちょっと取り外しづらいです。この部分は材質によるところが大きいので、デザインの好みとの兼ね合いで決めるしかなさそうですね。
SIMカード挿入の位置
SIMカードの挿入位置はいずれも背面の裏蓋カバー下にあるので、ZenFoneシリーズを購入した場合は、SIM挿入の際に裏蓋カバーの取り外しは避けて通れません。
ZenFone Goは、SIMスロットが2つ用意されているので、状況に応じて2つのSIMを使い分けることができます。
Maxも同様に、SIMスロットが2つ用意されています。
ちなみに、ZenFone 2 LaserもSIMカードスロットが2つあり、SIMスロット1の上にmicroSDXCカードスロットがあります。
スロットの位置が若干異なっているので、注意して下さい(`・ω・′ )
まとめ
以上、ZenFone Go / 2 Laser / Maxを比較してきましたが、価格も含めて考慮すれば、いずれも素晴らしい端末であることには間違いありません。ZenFone Goなんて2万円ちょっと超える程度ですからね。このレベルの性能でこの価格はかなり安いですよ。
なので、どの端末がベストかについては、端末のサイズ、外観デザインや材質の好み、画面の見やすさ、カメラ性能、バッテリー性能など、いずれを重視するかによって異なってきます。
自分の利用状況に合った端末を選んでみてください(`・ω・′ )
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